自律神経とは、全身に張りめぐらされた末梢神経のことです。活動を活発にさせる交感神経と、緊張をゆるめる副交感神経があり、この2つがバランスよく働くことで体の各機能を維持しています。無意識に行っている呼吸や、心臓の働き、血液循環、消化活動など、自然と体が働くのは、自律神経のおかげなのです。
体全体を楽団とし、各臓器が楽器とすれば、自律神経は指揮者の役割をしています。
指揮者がめちゃくちゃにタクトを振ると、音はバラバラになり、連携のとれなくなった楽団からは、楽団員が抜けていきます。そして、その役割が抜けた楽団では、抜けた穴を埋めるために残った楽器が頑張るのです。当然負担が大きくなり、また一人、また一人・・・と脱落していきます。
(こうして病気の連鎖がおこるのです。)
指揮者が寝ていて働かないと、楽団員の反応がだんだん鈍くなり、活動的であった時にはできていたことができなくなります。ちょっとしたことでもミスが起きたり、立て直すのが難しくなったりします。
(こうして老化は進むのです。)
男性は30歳、女性は40歳で自律神経のバランスが乱れ始めるようです。自律神経の乱れは、病気と老化のもとです。そうなる前からケアをして、オプティマルヘルスを実践しましょう。