厳しい冬があるから春が輝く

四季を知っている日本人は、冬を超えたら必ず春が訪れることを知っています。冬に栄養を蓄えた球根が芽を出すことも、冬から春の寒暖差で木々が花芽をつけることも、毎年当たり前に感じています。

「早く冬が終わりますように」「ずっと春が続きますように」と望んでも、自分ではコントロールできません。でも、冬には冬の良さ、春には春の良さがあることに気づくことはできます。冬だからこそできること、春になったらしたいことを計画することもできます。要は何を見て、何を感じて、何をするかは、自分で決めることができるのです。

人生を季節に例える言葉は色々ありますが、実際に自分の人生を季節のように捉えている人はどれぐらいいるでしょうか。

春はスタートにふさわしい季節。冬に計画したことを実行に移す時。夏はパワーが溢れる季節。目に見えてぐんぐん伸びる時期。でも調子に乗りすぎると後で疲れが出るので、体のケアもお忘れなく。秋は努力してきたことの収穫期!(注:これまでに何もしていなければ、当然何も収穫できないです。)そして、収穫したら冬の準備。冬は内なる成長のタイミング。次の春に、より大きな花を咲かせられるように。

こうして季節は巡り、成長していくんです。運勢の季節のサイクルが分かると、人生がより豊かになります。

今もし、何をやっても芽(結果)が出なかったり、花(成果)が咲かないのなら、あなたの季節は冬なのかもしれません。冬には冬の過ごし方があります。それは、必ず訪れる春に向け、栄養(知識・人脈など)を蓄え、芽を出す準備をすることです。目にみえる変化がないからといって何もしなければ、芽が出る前に枯れてしまいます。

季節は必ず巡ってきます。それは自分ではどうにもできないのだということを受け入れ、春が来たら芽を出せる自分を育てましょう。春は、もうすぐそこまで来ているかもしれません。