長生きのための健康習慣

平均的な人が生物学上の限界内で生きる寿命が、遺伝子であらかじめ決まっている場合は10パーセントに過ぎず、残りの90パーセントはその人のライフスタイルによるのだそうです。

長生き専門家のDan Buettner(ダン・ベットナー)氏が、長生きのための健康習慣を紹介していました。これは100歳以上の長寿者が多く住む5つの地域を調査し、その共通点を探った結果をまとめたものです。

  • 特別なエクササイズはしておらず、生活の中に体を使ったアクティビティが組み込まれている。
  • 時間的な余裕を作り、よい人生観を持つような生活をする。
  • 人生の目的を意識し、人生を活性化している。(生きがいを持つ)
  • 植物性の食物を食べる傾向にあり、過食を避ける方法が自然と確立している。
  • 子どもと老いた両親の世話をするなど家族を大切にし、信頼を基盤としたコミュニティに属している傾向がある。
  • よい人の輪の中にいる。

3人の親友が肥満なら、50パーセントの確率で自分も肥満になるというように、不健康な人と付き合っていると、次第に目に見える形で影響を受けるようです。

病気にならないために情報を集めたり、あれこれ健康法を取り入れるよりも、健康で活き活きとしている人と集い、その人たちが自然に行なっている習慣を真似る方が、無理なく健康を維持できるということなのかもしれません。